支援対策本部の動き | |
支援対策本部のある 熊本聴覚障害者総合福祉センター (※略称:聴障センター) 一般財団法人 熊本県ろう者福祉協会 (熊本市中央区水前寺6-9-4) |
■4/14(木)午後9時26分ごろM6.5 益城町で震度7、熊本市などで震度6弱の地震が発生
■4/15(金)朝から利用者の安否確認
この時点では大した被害の報告はなく、大丈夫という返事が多かった。
一般財団法人 熊本県ろう者福祉協会は、熊本県手話通訳問題研究会の方々と
益城町の避難所へ確認に向かった。
高齢難聴者の方に会うことができたが、他に聴覚障害者(ろう・難聴者)には会えなかった。
■4/16(土)午前1時25分ごろM7.3 、最大震度7の本震が発生
熊本県内だけに限らず、九州全体に大きな揺れをもたらした。
この本震により状況が一変。各地でライフラインが絶たれ、多くの人が避難した。
朝から安否確認などの対応に追われる。
一般財団法人 熊本県ろう者福祉協会 事務所である熊本聴覚障害総合福祉センターの様子
(熊本市中央区水前寺) ※略称:聴障センター
【熊本聴覚障害者総合福祉センター】 |
■4月16日(土)午前
「平成28年熊本地震聴覚障害者支援対策本部」を立ち上げるべく、
一般財団法人 熊本県ろう者福祉協会が中心になって関係団体等に呼びかけた。
【熊本聴覚障害者総合福祉センター】 |
同日、熊本聴覚障害者総合福祉センターに、 熊本県から水2ℓ入りペットボトル100本が届く。 聴覚障害者に呼びかけた。 その後(16日以降)も、県外の聴覚障害者方などから、ぞくぞくと支援物資が届いた。 |
■4/16(土)午後4時 平成28年熊本地震聴覚障害者支援対策本部を設立(※略称:対策本部)
熊本聴覚障害者総合福祉センター(熊本県ろう者福祉協会事務所)に関係者が集まり、
1回目の会議を開く。
(皆、被災しているため集まれる人だけが集まった。)
まずは各団体で取り組むべきこと(安否確認、動ける人材はどれくらいいるか等)を話し合った。
■4/17(日)
支援対策本部に、阿蘇郡西原村に家屋倒壊の被害を受けたろう者がいると情報が入った。
直ちに西原村の避難所に行き確かめた。
被災者本人に会うことができ、倒壊の様子をうかがい現場に向かった。
被災された聴覚障害者の方には、手話のできる息子さんが2人同居しており、
コミュニケーションについて大きな問題は、今のところないとのこと。
■4/18(月)
対策本部動き
→避難所に聴覚障害者の存在を知るための方法として「聴覚障害者の方はいませんか。
いたら受付に申し出てください」「何時から○○で昼食の提供があります」
「手話通訳が必要な方が時は申し出てください」というような聴覚障害者にわかる
張り紙を避難所等に掲示するよう要望。
※4/16(土)の1回目の対策会議で出された案をまずは実践。
張り出す掲示物(チラシ)については、情報提供センターが作成担当。
4/20(水)の2回目の対策会議にチラシ案を提出→修正して4/22(金)に完成
【避難所に設置する掲示物】 |
█4/18(月)
対策本部の動き
→西原村の避難所をまわる。道路事情が悪く、迂回しながら避難所へ。
避難所に3人のろう者がいて、30分ほど懇談。
益城町、西原村には地域には倒壊した家屋が多く見られた。
█4/19(火)
対策本部の動き→熊本市砂取小学校・託麻原小学校・西原小学校をまわる。
█4/20(水)
対策本部に福岡中心の若いろう者グループ(長崎1名)が慰問。
水などの支援物資をいただいた。熊本出身のろう兄弟から寄付金あり。
その後、熊本聾学校敷地内でも 支援物資の配給をしていただいた。 |
|
■4/20(水)午後6時 支援対策本部 2回目の会議 1回目の会議で各団体が確認すべきことについての報告と今後の方針について話し合われた。 |
||
■4/21(木)夕方 徳島県から情報提供センターにコミュニケーション支援者が着るビブスが届く 情報提供センターにビブスの一部を残し、全てを対策本部へ持って行った。 |
||
福祉避難所にて | 情報提供センターにて | 益城町の避難所にて |
■4/22(金)~24(日)
一般財団法人 全日本ろうあ連盟中央本部・九州ブロック本部メンバー等の視察団が来熊
【スケジュール】
4/22(金)対策本部のある熊本聴覚障害総合福祉センターに到着
熊本県庁を訪問→県に対し要望。
午後4時~対策本部にて対策会議
4/23(土)午前、情報提供センター・熊本聾学校を視察
午後、西原村の倒壊したろう者宅を訪問→復旧にかかる相談等行う
午後6時~ 対策本部にて対策会議
4/24(日)午前 全日本ろうあ連盟と熊本本部との事務局会議
午後、益城町総合体育館の避難所を視察
◆対策本部での会議の様子 | |
視察団は、対策本部のある熊本聴覚障害者 総合福祉センターに宿泊 |
◆情報提供センター視察の様子 |
|
◆避難所視察の様子 |
|
■4/25(月)
JDF(日本障害者フォーラム)一行来熊、KDF(熊本障害者フォーラム)と合同会議
※KDFの代表は、(一財)熊本県ろう者福祉協会 松永 朗 常務理事
各障害者団体の取り組みと支援内容の確認をする。
■4/30(土)
対策本部の会議で、改めて被災者の現状把握のため、聞き取り調査を実施することに。
「聞き取りシート」を作り、それぞれの団体で実態調査をする。
※聞き取りシートは、全日本ろうあ連盟の「聴覚障害者災害時指導・安否確認マニュアル」を参考に
対策本部で話し合い、今回の熊本地震用に作成。
※熊本市には身体障害者手帳2級の名簿、被害が深刻な地域の市町村には2級~4級までの
障害者手帳所持者の名簿を特別措置として開示してもらう。
まずは、各団体の会員を中心に調査し、その後、開示された名簿で聴覚障害宅を訪問、
もしくは、避難所を巡って、一人一人調査する。
◎熊本県ろう者福祉協会→各支部ごとに調査を実施。
調査にあたっては、熊本県手話通訳問題研究会や
各地の手話サークルわかぎの協力をいただく。
◎熊本難聴者中途失聴者協会→動ける会員を中心に調査を実施。
要約筆記サークルひまわり、文字通訳グループらん、
また他県の難聴者・要約筆記者から協力をいただく。
◎盲ろう者について→熊本盲ろう者夢の会と情報提供センターで調査にあたる。
■5/1(日)
聞き取り調査本格始動!
■5/9(月)
手話奉仕員養成講座 熊本市、八代会場は今週から再開予定
(お知らせ「手話奉仕員養成講座・手話通訳者養成について」)
■5/14(土)対策本部会議
未確認の聴覚障害者安否確認の取り組み状況について、各団体から報告。
→ろう協は会員数が多く、全員の確認を取るのにもう少し時間がかかる。
→難聴協会、盲ろう者夢の会は、会員に関しては全員の安否は確認できた。
会員以外の聴覚障害者の調査について
・日本相談支援専門員協会が行っている訪問調査
・JDF(日本障害者フォーラム)でも調査を行うという話があるらしい。
→調査対象者が重なる可能性があるので、
対策本部事務局で、調査を行っている他団体と調整を図る
福祉避難所を除いて、避難所にいる聴覚障害者はほとんどいないと思われる。
(避難所に支援物資をもらいに行く者や夜の泊まりだけ利用する者はいるかもしれないが…)
支援体制は、次の段階に移行する時期にきている。
今後も、聞き取りシートによる調査(安否確認等)で上がってくるデータをまとめ
みえてきた課題に取り組む
■聞き取り調査
会員数が多い県ろう協では、各支部ごとに手話サークルの皆さんと聞き取り調査を行っている。
5月の連休をすぎても、会員宅を回る日々が続いている。
熊本市ろう協と手話サークルわかぎとで聞き取り調査 (5/22熊本市東区にて) |
■5/28(土)支援対策本部 会議
・聞き取り調査について
→調査継続中のところあり、5月末には調査をおわり、データをまとめたい。
・福祉避難所に避難している聴覚障害者5名は、5月末までに退所する予定。
→退所後もサポートする必要性あり。
次回の会議は、6/4(土)。
■6/4(土)支援対策本部 会議
・聞き取り調査について
→熊本市ろう協のみ調査継続中で、まだデータがまとまっていない。
・6月中旬からろうあ者相談員の方1名、支援対策本部に来られる予定。
・支援対策本部に手話通訳者2名設置する方向で検討(予算あり)
→熊通研・手話サークルわかぎに打診
次回の会議は、7/2(土)。
■熊本市の区役所で手話通訳を担当している方による報告会を企画
・日 時:6/12(日)13:00~15:00
・会 場:熊本聴覚障害者総合福祉センター(熊本市中央区水前寺6-9-4)
・報告者:熊本市役所と東区役所の設置手話通訳者のお二人
安否確認から生活再建のステージに移った今、聴覚障害者からの相談の現状、そこから見える課題、手話通訳を担当する中で思うことなどについて報告。 その後、参加された皆さんと共に、取り組むべきことやこれからの方向等について意見交換を予定。 |
|
★6/12(日 )報告会の様子(下写真) 手話サークルわかぎ各支部の皆さん、ろう者、難聴者の方たちなど 大勢の方が参加。報告の後、意見を交わし合った。 |
|
■6/12(日)夜 八代市で震度5弱
6/13(月)午前、八代市の聴覚障害者、手話サークルの方々に安否確認。
→今のところ、大きな問題はおきていない。
■聴覚障害者のための被災者支援制度説明会
《講師》
・熊本市 政策局復興部生活再建支援課から1名
・熊本市 政策局復興部住宅再建支援課から1名
日時 6/19(日)13:30~15:30
場所 熊本聴覚障害者総合福祉センター
※手話通訳と要約筆記あり
■7/2(土)支援対策本部会議
・聞き取り調査についてデータのまとめ→まだ時間がかかる。
・相談員の中村氏による活動報告(約30件近く訪問した様子について)
・復興を意識させるようなイベントの提案
・難聴協会から震災カフェの提案→日本財団に助成を申請中。
次回の会議は、7/16(土)。
■7/4(月)中央対策本部から2名(全日ろうあ連盟)が来熊
・これまで熊本の取り組みについて報告、今後の方針について話し合う。
■7/16(土)支援対策本部会議
・イベントについての話し合い
・支援金に関して収支報告
次回の会議は、7/30(土)。
■7/30(土)支援対策本部会議
■8/13(土)支援対策本部会議
■8/20(土)支援対策本部会議
■9/7(水)支援対策本部会議
■9/18(日)~19(日)
日本財団助成事業「熊本地震」聴覚障害者支援イベント開催
『聴覚障害者の世界から考えよう熊本地震
~ありがとう支援!これからも共に前進!~』
2日間に渡り、県内外から延べ500名以上の方々が参加。
開会式 | |||
開会式 | 熊本地震聴覚障害者支援対策本部 本部長 福島 哲美 挨拶 |
聴覚障害者災害救援中央本部 本部長 石野富志三郎 氏 動画メッセージ |
台風16号の影響で、あいにくの雨の中、 多くの参加者が集まった |
講演「阪神淡路大震災の聴覚障害者支援を通して創ってきたもの」 | |||
講師:兵庫県立聴覚障害者情報センター 所長 嘉田 眞典 氏 |
阪神淡路大震災の体験と その後の取り組みについてお話しいただいた |
後列の人にも見やすいよう 講演者を スクリーンに映し出した(文字通訳つき) |
|
パネルディスカッション | |||
被災聴覚障害者の体験発表 | 体験発表を受けてパネルディスカッション 助言者として嘉田氏も参加 |
パネリスト:行政(県・市) 支援対策本部、相談員の4名 |
熊本地震聴覚障害者支援対策本部 副本部長 兼 事務総括 松永 朗 |
展示会 | |||
日常生活用具の体験 | 日常生活用具をスタッフが丁寧に説明 | テレビ電話ソフトによる 電話リレーサービスの体験 |
難聴者とのコミュニケーションをサポーする comuoon(コミューン)の体験 |
相談 | |||
医療・生活・法律の相談 それぞれ手話ができる専門家が対応 |
生活相談 | 手話ができるソーシャルワーカー | 医療相談 |
字幕つき映画 | |||
熊本出身の橋本愛さんが聴覚障害者役で初主演した映画「Give and Go」と 熊本出身の行定勲監督による熊本が舞台の映画「うつくしいひと」の2本を上映 |
映画「うつくしいひと」の字幕は 字幕サークルおむすびが制作と送出を担当 |
||
熊本聾学校生による手話語り | |||
「第3回手話パフォーマンス甲子園」 で優勝した熊本聾学校生による手話語り 発表は手話落語部の4人 |
大会参加前に、支援イベントで手話語りを披露 熊本地震の体験を熱く語った |
||
バザー(食バザー) & カフェ | |||
食もイベントの楽しみ! | ギョウザにカレー、やきそばなど | 子どもに人気のかき氷やわたあめも! | 展示会場ではカフェが人気! |
くまモンと一緒 | |||
くまモン登場! | くまモンと一緒に手話を学ぶ くまモンも手話で「みんな がんばる!」 |
子どもたちに大人気 | 熊本クイズなど あっという間の30分でした |
「HAND SING(ハンド サイン)」による手話パフォーマンス | |||
ボーカル&パフォーマンスグループ HAND SING |
会場のみんなも一緒にダンスダンス | レッツ ダンス! | みんなで記念撮影 |
閉会式 | |||
閉会式 | アピール文の発表 支援対策本部 小野 眞理子 ※アピール文は「インカムくまもと」で読めます |
支援対策本部 副本部長 松永 朗 閉会挨拶 |
最後まで参加してくれた皆さん お疲れまでした そして ありがとう |
■10/8(土)支援対策本部会議
・支援イベントの総括(反省、会計報告等々)
・今後の支援の取り組みについて
→再調査の実施
■10/29(土)支援対策本部会議
被災者再調査の取り組みについて
■11/12(土)支援対策本部会議
→12(土)から19(土)に延期
■12/4(日)支援対策本部
再調査のための説明会
■12月~1月にかけて再調査(第2次調査)を開始
【県中央支部:第2次調査の様子】 ろう者1名に手話サークルの方が1名つき、 アンケートの内容を1つ1つ手話で確認しながら記入した。 |
|
第2次調査
地 域 | 日 程 | 時 間 | 会 場 |
県中央地域 | 12月11日(日) | 15:30~16:30 | 城南福祉センター |
12月14日(水) | |||
熊本地域 | 1月14日(土) | 9:30~11:30 | 熊本県身体障がい者福祉センター |
1月18日(水) | 13:00~15:00 | 熊本聴覚障害者総合福祉センター | |
1月20日(金) | 19:00~21:00 | 熊本県聴覚障害者情報提供センター | |
1月25日(水) | 19:00~21:00 | 熊本聴覚障害者総合福祉センター | |
県北地域 | 1月12日(木) | 19:00~21:00 | 玉名市文化センター |
1月18日(水) | 19:00~21:00 | 荒尾市中央公民館 | |
1月18日(水) | 19:00~21:00 | 鹿本市民センターひだまり | |
球磨地域 | 1月9日(月) | 10:00~12:00 | 人吉市東西コミュニケーションセンター |
県南地域 | 1月15日(日) | 13:00~15:00 | 八代市代陽公民館 |
■平成29年4月~5月 熊本地震に関する報告書を作成中
第2次調査のデータの集計は3月で終了
そのほか、熊本地震での取り組みについて、各団体からの報告書の提出を求めている
→全ての資料が整い次第、熊本地震聴覚障害者支援対策本部としての「報告書」としてまとめる
■平成29年5月20日(土)
聴覚障害者支援制度のためのプロジェクトチーム(以降PT)を立ち上げ
第1回PT会議を熊本聴覚障害者総合福祉センターで開催
※PTは熊本地震聴覚障害者支援対策本部の下に置く
※全日本ろうあ連盟・聴覚障害者災害救援中央本部から50万円の支援
※PTの活動は今年度いっぱい(来年3月まで)
【活動の流れ】
→熊本県内で実施されている聴覚障害者関係事業の現状を把握
→データを分析し議論
→最終的に実施計画を作成し、行政機関等へ提出を目指す
■平成29年7月22日(土)
第2回PT会議を熊本聴覚障害者総合福祉センターで開催
聴覚障害者関係事業の現状を把握(過去3年間のデータ)
→資料に基づき各委員が発表し、意見交換
(未発表の委員は次回に発表)
※これまでにない初めての試み
※この資料を基に今後の検討につなげる
■平成29年7月30日(日)
熊本地震聴覚障害者支援対策本部会議
・熊本地震の報告書をまとめ、中央対策本部に提出
・集められた支援金について
■平成29年10月6日(金)
第3回PT会議を熊本聴覚障害者総合福祉センターで開催
・第2回で報告された手話通訳に関する事業の分析報告
・第2回会議で未発表の委員による報告
→資料に基づき各委員が発表し、意見交換
※この資料を基に今後の検討につなげる
■平成29年12月15日(金)
第4回PT会議を熊本聴覚障害者総合福祉センターで開催
・今後のPTの取り組み方について(方向案)
→資料に基づき意見交換
■平成30年2月2日(金)
第5回PT会議を熊本聴覚障害者総合福祉センターで開催
ゲスト:中村慎策氏
(熊本地震被災聴覚障害者相談支援 担当)
・中村愼策氏の話
・熊本地震 災害見舞金について
→見舞金の申し込みを3/31(土)まで延期
■平成30年3月16日(金)
第6回PT会議を熊本聴覚障害者総合福祉センターで開催
・まとめ
・報告書作成メンバーの選出
→報告書は全日本ろうあ連盟等関係機関に提出
→行政期間に提言
・報告書作成会議
4月20日(金)14:00~予定
≪見舞金支給の報告≫ 全 壊 10万円 × 3名 大規模半壊 8万円 × 7名 半 壊 5万円 × 14名 |
全国から寄せられた熊本地震支援金や寄付金を有効に使わせていただきました。ありがとうございました。 (熊本地震聴覚障害者支援対策本部) |
■平成30年4月20日(金)
・報告書作成メンバー5名が集まっての会議
熊本県ろう者福祉協会 1名
熊本難聴者中途失聴者協会 1名
熊本県聴覚障害者情報提供センター 2名
学識経験者 1名
■平成30年6月1日(金)
・PT事務局会議
■平成30年7月7日(土)
第7回PT会議を熊本聴覚障害者総合福祉センターで開催
・報告書の最終確認
・報告書の配布先等の検討
・PTの解散
※熊本県における聴覚障害者支援制度等の課題検討および協議報告書(PDF形式)